デザインへの考え方

外構業者を選ぶ時

2017.03.06 デザインへの考え方
先日 母屋のリフォームを行いました。
前々からやろうと思っていたのですが
いざとなると どこの業者さんがいいか 悩みました。
母屋は 造園をずっとしてきた会長が こだわって建てた日本建築です。
会長は亡くなりましたが だからといって
なんでもいいわけではなく
やっぱり 腕のよい大工さんがいいなと まず思いました。
そこで
会長が生前親しくしていた大工さんに声をかけてお話しました。
その方は 母屋に対する会長の熱意を感じてくれて
最高級の素材を使い リフォームだから余計にかもしれませんが
大事を取って マックスの見積もりを作っていただきました。
そうすると今 一人で権限を持つ親が ちょっと難色を示しました。
年寄り一人の家をリフォームするにしては ちょっと贅沢すぎるかなと。
そこで 正直な予算を親に確認しました。
すると 出してもらった見積もりと かなりかけ離れたものであることが
わかり 申し訳ないけれどその大工さんには丁重にお断りをしました。
もし 金額差がわずかなら 交渉したかもしれませんが
リフォームの内容も材質も その理由もよく理解していて
大工さんのレベルもとても高いところだったので無理を言うのをやめたのです。
業者を選ぶ時 一番大事なのは どこになるのでしょうか。
金額がきっちり 1円でも超えたら困る時は金額重視かもしれない。
すぐにやってもらわなくちゃ困る という方は
電話してすぐに来てくれた業者さんがいいなと思うかもしれません。
話をいっぱい聞いてくれる業者さんが安心だと思う方や
有名な大きな会社がとにかくいいだろうという考え方もあるかもしれません。
腕がいいとか 技術があるというのは
ネットを見ていてもわかりません。
親身とか親切というのも 個人の見解でちがいます。
口コミっていっても 直接 人から紹介されるならともかく
ネットの書き込みなんて あてにはなりませんし
あちこちのサイトに登録されている会社が安心かというとそうでもありません。
自分でお客さん集められない会社は あちこち登録するものです。
登録してくださいと言われてするのではなく
登録したいですと 業者側が手をあげるものなのだから。
結局 母屋の工事は
何年もかかっていくつかの業者さんと話をしては見積もりを出してもらい
予算に近くて(希望予算よりは高額でしたが そこは納得して)
施工例が見られて 相談ができて
こちらの希望を理解した上で 提案してくれた会社に頼みました。
工事は「人間」がするものなので やっぱり思いがある人に
そして細かなこだわりも相談ができる人に 頼むことになるものだと思います。
まずは連絡して会ってみること。
相談してみて 意見を言ってみること。
予算があれば伝えること。
そのとき、1円でも超えてほしくない時はそれも伝えておくこと。
家族で ご希望の優先準備をまとめて決定すること。
もちろん1社だけでは決めかねるでしょうから相見積もりは普通の権利です。
でも相見積もりだすなら どこの会社にも同じ条件で見積もりしてもらうこと。
そうでないと比較できないので。
たいていの外構業者は 相談とお見積は無料です。
「金額」と「プラン」と「ひととなり」をよく検討なさってください。
「金額」だけは 僅差ならもしかしたら相談によっては近づける可能性もあるので
相談してみてもいいかもしれません。
でも こっちを下げて あっちにそれを告げてまた下げてもらう
みたいなことなさる方いますが それはおすすめできません。
下手に値下げさせると 手抜きする業者さんも たまーにいますので。
安すぎもおかしいなと 思ってみてください(微笑)。
そして
納得して一社に決めたら 他社はすみやかにお断りすること。
普通の業者さんは すぅっと引いてくれるもので
お断りしないでいると また連絡が入ってきたりして気まずいものです。
せっかくの新しいお家を彩る外構を妥協しないで
よい業者さんに出会われますように。

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