soto Designブログ

大阪市でRC打ち放しゲートを含む全ての作業が完了しプロの写真家さんに撮影してもらいました

2023.07.21

2022年の初冬から打ち合わせが始まり数ヶ月のプラン検討期間を経て2023年の3月末から大阪市で工事着工しておりました外構とお庭ガーデン工事が3ヶ月半の工事期間を経てようやく完成いたしました。

外柵等の外周工事に始まりRCシャッターゲート工事を経てアプローチやお庭の工事までの3部に分けてのsotoDesignにとっても久々の大作になったと思います。

こちらのプランには他には無い特徴があります。それは外構工事でかたどる部位全てがコンクリート素材のみでプランされていることです。某有名建築家の作品はsotoDesignもとても興味があり色々現地見学を多数してまいりましたが勿論ですが建築全て(建物)がコンクリートで外部のアプローチなどには多少ではありますが自然石のタイル等が使用されている施工例は本当に沢山目にしてきました。

今回sotoDesignがプランさせていただいたこちらの物件はお客様の強いご希望で打ちっ放しコンクリート造のゲートを計画しましたがお客様のご希望以外にもう一つ理由がありました。それはずばり工事コストになります。

敷地は広大な広さでありどのような素材を用いても予算オーバーなってしまうことが予測できました。初期プランでは門柱に石張りが施されていたりアプローチには自然石タイルや洗い出しが使用されていました。

数回のお打ち合わせを重ねた時点で思いついたのが単一素材コンクリートのみでの施工です。潔く他の素材を使用せずコンクリート素材のみを使用しどのような空間ができるのかを検討し始め最終プランに到達しました。

sotoDesdign自身の経験でこのような全てをコンクリートでプランしたのは初めてだったわけですが、工事が全て完工し写真撮影時に時間をかけてゆっくりと完成した現地に身をおいてみると、今回コンクリートのみを選択した方法は間違っていなかったと心から思えました。

コンクリートの白に近いグレー色で作られた造作物には色味が無いので建築のスタディー模型のように見えます。その際色味などの他の情報は入って来ないのでアプローチの形状やガレージの形状そのものがデザインになっていると感じれました。久しぶりに良い経験をさせていただいたと感じております。

 

今回このプロジェクトで大きく感じたことは多くの素材を組み合わせプランニングしていく事も良いことですが単一素材を使い全体のフォルムにこだわりながらプランしていくことの大切さを勉強できたのではということです。今後写真を整理してホームページでも紹介させていただきますのでご覧になって頂ければ幸いです。

 

最後にこのプロジェクトに参加頂いた全員に有難うと伝えたい気持ちでいっぱいです。お客様と関係者の皆様、本当に有難うございました。

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