施工例

玄関ポーチの変更について

2019.03.12 施工例
既存の玄関ポーチ
建物の玄関ポーチ
外構工事に入る前に 当然建物の方は完工していてお客様に引き渡しされていることがほとんどですが、あたりまえにつけられているもので 外構に影響が出るのがこちらの玄関ポーチです。どちらのお宅でも玄関の前に 玄関ドアと同じ高さで一段あって 階段がとんとんとついているタイル張りの四角い玄関ポーチがつけられています。ですが 外構設計をする際にこの玄関ポーチが邪魔になることがしょっちゅうあります。だいたい敷地には限りがあって 大阪などの都会部(狭小地が多め)では特に 玄関から前面道路までのスペースがほとんど取れていなかったりするものなのですがそのギリギリのスペースに 考え無しに「家には玄関ポーチがあるのが普通だから」 と作られてしまうと庭へ通路が欲しかったり目隠しフェンスが欲しかったり門柱が欲しかったり植栽が欲しかったり というようなご希望が叶えづらくなってしまいます。弊社ではこの玄関ポーチは ほとんど壊してやりかえてしまいます。なので間に合うときには(住宅メーカーさんが聞いてくださったら)玄関ポーチを作らないでいただいて その分建築工事から減額していただくようお願いすることもあります。作ってあるものを壊すと 日程もかかるし職人の費用や 廃棄するための費用が必要になってしまうからです。それでもポーチをこわしてやり変えたほうがいいとおもっていただけるような外構デザインの提案をしてお客様にはご納得いただくのですが 毎回もったいないなぁと感じてしまいます。材料が ね。こちらのお宅では玄関前が本当に限界のスペースなのですがだからこそ考える価値が出てきます。考えた完成予定のプランはこちらです。
玄関ポーチの変更
中途半端な面積ではなく目いっぱいまで玄関ポーチを広げて歩きやすく僅かなロスもないようにして縦格子の外柵と 門扉をちゃんとつけたクローズ外構にしてあります。楽しいアクセントとしてきれいなポストを取付けて植栽スペースを設け シンボルツリーなど季節を感じる空間を用意することも出来ました。難しいからこそよく考えて外構プランを練れば できないできないと思ってしまうよりずっと面白いことができるものなのでそこがデザイナーの腕の見せ所かもしれません。

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