施工例

賛否の人工芝について

2018.01.05 施工例
人工芝の施工
U様仕上げ
去年の年末に施工させて頂いたU様邸で使用いたしました人工芝について少し書き込みたいと思います。sotoDesignにエクステリア・外構プランでお問合わせ頂く中でガーデンデザインもお願いしますという内容のご依頼も多いです。そんな中で 芝生を使用したプランをご提案する事もよくあります。その芝生についてほとんどのお客様に言われる言葉が「手入れはしなくても良いですか?もしくは簡単ですか?」など非常にたくさんいただきます。この質問に関しての答えは「散水も必要ですし、伸びた芝はカット頂いたほうがキレイですね、時期が来れば肥料も必要になって来ます」とお答えしております。上記のようなやり取りをして、今回U様邸では お手入れの容易さがご希望でしたので人工芝を選定しました。他の樹木には自動潅水を組ませていただきましたので散水についてはほとんど手間がかからないです。話を戻します一枚目の写真をご覧下さい。大きなロール状の人工芝を敷設しピンで止めていくと言う工程になります。写真には写っていませんが人工芝を敷設するまでの地面(下地)調整がとてもシビアで仕上がりを左右します。後は敷地形状等にあわせてカットしていきます(なかなかこのカットが大変です)。二枚目の写真はカットも終わり ほぼ完成状態に近いです。今回の人工芝は製品としては最上級品で枯れ枝も再現されており厚みも40ミリ程あり本当に素晴らしい製品であると感じます。ですが リアルな人工芝でありながら誤解を恐れずに言いますと、完成した現場を見てなにか少し違和感を感じました。勿論人工芝の品質や施工方法に違和感を感じるのではなく、それは時期や季節に対する違和感でした。自然の芝生は12月末ともなりますと茶色く色を落としてしまいます(これ通常です)。廻りに植えさせて頂いた落葉樹は全て落葉している状態で 本来芝生も茶色くなっている状態のはずが、芝生だけ青々としているところに少し違和感を感じたのでしょうね。プランした本人で頭ではわかっているのですが というところでしょうか、、、このような感覚的なところでの違和感なので人工芝がいけないという事ではありません。もう少し言いますと、季節が進み春を迎え、夏~秋と進んで来ると他の植物との違和感はなくなるでしょう。当たり前でありますが人工物と自然物の見極めをきちんと行い、お客様と十分な打合せを行い適材適所に使用していく事の大切さを再考させて頂けた良い機会となりました。今回U様のご希望の一番は芝生の手入れから開放して欲しいということでしたのでsotoDesignや他人の賛否がどうであれ 今回の人工芝使用については正しい選択だと思います。

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