ストックホルム 市立図書館
2017.12.02
デザインへの考え方
今回はストックホルムの市立図書館について建築の感想を少し書き込みたいと思います。この市立図書館は1928年にスエーデンの建築の父といわれていたエリック・グンナー・アスプルンドにより設計された 非常に美しい図書館になります。こんなに素晴らし図書館が約100年もの前、昭和初期に出来上がっていたとは本当に驚かされます。一枚目の写真が正面入口になりますが、平成時代の建築だと言っても誰も疑わないのではないでしょうか。色使いや建築自体のフォルムを見ても全く古さを感じさせませんね。本当にすごい事だと思います。次の二枚目の写真は館内の写真ですが、実際に足を踏み入れて只々美しいと感じました。ラウンドした建築に添って数階に分けられて書籍が並べられています。書籍層の上部は白塗りの壁になり、そこにはハイサイドライト(明かり取り窓)からの自然光が降り注ぎ館内に良い感じで照らしていました。上層の白い壁が効果的で非常に印象的です。sotoDesignも普段から大阪でエクステリア・外構デザインを手がけていますが、色のコントラストには非常に気を使う部分です。この色使いでプランの良し悪しが決定すると言っても過言で無いと言える程大切な要素だと考えております。実物件の色決めは必ず現地で行いますし決まらなければ後日もう一度という事も珍しくありませんね。話を戻して、今回の研修旅行ではエリック・グンナー・アスプルンドの森の墓地も見学させていただきましたが同じ人物が計画したとは思えないぐらい作風が違っていましたが(両方共、言葉に表せない程素敵でした)このように思考の引き出しが多く、どのような事柄にも対応出来る対応力に脱帽ですね。このように本物を見て、感じることで少しでも自分のデザインにいかせていきたいと思わせられる建築でした。
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