デザインへの考え方

真剣に考えるとアイデアは湧く

2017.06.07 デザインへの考え方
sotoDesignのデザイナーは 以前は住宅メーカーで新築の外構を設計していました。
住宅メーカーでは
新築営業マンが家を販売して 建設が家を建てて そのお客様がそのまんま
外構の設計部門にリストで流れてきます。
メーカーで建てる方がみんなお客様 みんなターゲット
そして 営業マンがおすすめしてくれるのと住宅メーカーの安心感で
お客様はほとんど疑問なく 外構の設計を任せてくださいました。
そういう点では なんの苦労もなかったのです。
その後 独立してお仕事をいただこうと思ったら
自分が 住宅メーカーの法被を着ていないこと
まず自分を信用していただくことから始まる営業という壁に ぶつかることになりました。
「誰も知らない 吹田の造園屋さん」が お客様から信用していただき 仕事を頂けるまで
さまざまな努力や工夫無くしては 歩いてこれなかったsotoDesignの歴史の一つです。
今と考え方は同じだったので
「真剣に考えたよいものを、ベストな提案をするつもりなのに
どうして話を聞いていただけないのだろう ご依頼いただけないのだろう」と凹んだりもしましたが
お話を聞いていただけたら 絶対にご理解頂けると思って
周知集客にはことさら真剣に向き合いました。
小さな会社が ネームバリューのある住宅メーカーに負けないために どうしたらいいのか。
その 必死に考え悩んで見つけたアイデアが
以前お話したDMであったりするのですが
そういえば こんなこともやったんだと思いだしたことがあります。
ここに 外構デザインをする人間がいる!とどうしても伝えたいと ひねり出したアイデアは
やはり現在の 「他社から出てこない外構デザインをご提示するsotoDesign」らしい
とっぴのないアイデアでした。
d
まず これをご覧ください。写真が古くて画像がよくありませんが 2006年12月のもので
弊社がはじめて建てた 看板の写真です。
看板といえば 目立ってなんぼ
大きな文字で たくさんの情報を盛り込むのですが あえて写真メインのシンプルな看板です。
b-1
看板の向こうにたくさんの店舗や多くの車が通る道路が見えると思いますが
さて これはどこに立っていたのか?
c-1
じつは 当時豊中にあった 東洋エクステリアさん(現LIXIL)の大阪展示場に来られる
外構工事をお考えのお客様が駐車する駐車場にむけての看板です。
それも
もとは 東洋さんの駐車場に関係のない隣のコインパーキングにあった看板で
向こうの道路に向いて立ってるものの 背中側。つまり正規の看板の裏側でした。
a-1
裏側なので看板の持ち主さんは最初驚いていましたが 格安で貸してくださいました。
何しろ正規の看板の裏ですから もともとお金になる場所では無かったのですから。
もちろん 看板を建てる前に東洋エクステリアさんには趣旨を説明をして
事前に了解をいただいてから製作しました。
東洋エクステリアさんにも なにも言われませんでした。
というか言えませんよね 他人の土地のものですから。
看板の効果はありました。
外構をお考えの方に対してピンポイントでアピールできるのです。
今のようにインターネットが完成されていない時代だったので
新鮮な情報として受け止めていただくことができたようです。
1年ほどして看板は下ろすことになりました。
どうやら 他社の外構業者さんから 東洋エクステリアさんに苦情が入ったらしいです。
sotoDesignだけずるいじゃないか と。
だけど ずるいでしょうか?
考えに考えてなんとかsotoDesignがあることをお伝えしたいとの熱意が
誰も気にしなかったすでにある看板の裏を有効活用することを思いつかせたのですから。
しかも 事前に了承も得てあるし。
看板のオーナーさんも残念がってくださいましたが 業者間でケンカしたいわけでもないし
正直言うと
「sotoDesignのデザインを伝えさえできれば お客様は来てくださる」と気づけたので
もういいかな と思うことができたので 速やかに看板を下ろしたのでした。
弊社が看板を外した後 だれも使えないようにその場所には
東洋エクステリアさんが看板をあげました。
そして展示場は 近年移転となってしまったので
この場所で営業用の看板を上げられたのは sotoDesignだけだったということになります。
以前
地下鉄の階段一段一段に 広告を貼り付けたのは なにわ商人だったと聞いたことがあります。
どうしても伝えたい思いがあれば
どんなすき間も どんなチャンスも見逃さない・・・はず だと思います。
伝えたいのです。sotoDesignが みなさんのために真剣に外構デザインできること。
自信を持って施工できること。
きっと喜んで頂けること。
どうしたら 外構にお困りの方にめぐりあうことができるのか
今も 真剣に考えています。

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