soto Designブログ

採用されなかった外構デザイン・エクステリアデザインその2

2023.03.07

採用されなかった外構デザイン・エクステリアデザインその2になります。

 

こちらのお客様も「どのくらい予算を用意してよいのか分からないのでまずはプランして下さい。」という事で 2年程前にご依頼頂きましたが大阪市内の案件では稀に見る大きさの面積を誇る広大な広さの敷地だと記憶しております。

敷地を囲う外柵なども高さ指定がありほぼ全域に無く外柵等を完備するだけで大きな費用が発生するであろう物件でしたが冒頭に書いたとおり高いデザイン性をご希望されていたのでsotoDesignとしてもかなり手の込んだデザインをご提案させていただきました。

アプローチには乱形石貼りや延べ石などの石材ををふんだんに使用し、外柵にも高価な貼り材を使いながらのプランは今見ても中々良く出来ていると思います。

 

 

 

細長い敷地に対して外柵を建てる位置も細かく操作し玄関までの細長く単調になりがちなアプローチにリズムを持たせた導線になっております。

延べ石のつたいとコンクリートの踊り場がテンポよく玄関まで飽きさせないデザインになっていて、CADパースでは描けておりませんがアプローチ脇にグランドライトが入っていますので夜景はとても美しい事が予想されます。

敷地南側のメインガーデンはこのようなデザインです。敷地南側には公共の遊歩道があり他人の行き来が有るために2㍍以上の高さの外柵が必要で同じ材料で外柵をつくると重く見えるので人口木ルーバーとRC造の壁で仕切り分けました。

建物には人口木デッキと対面に一部タイルデッキ配したハイブリッド構造になっております。デッキ以外のお庭のを天然芝と自然石でおおい高低差を設ける事でお庭に抑揚をもたせました。

大阪市内の敷地でこれだけ大きなお庭ですから お子様にも敷地内で目一杯走り回ってほしいという思いで 今回のデザインをご提案させていただきました。

 

今回のプランにもかなり時間を割いて取り組みさせて頂きました。
お客様のおっしゃる通りCAD図をメール送信させて頂きました。お電話にて少しお話させていただいたところ「概算でどのくらいかかりそうですか?」との質問にsotoDesignでは「~程掛かりそうです。」とお答えしてからその後お断りが有りました。

このようなお問い合わせケースで何時も考えさせられる事

今回もですがお客様からのお断りに腹立たしいなどと一切思っておりません。むしろsotoDesignのご提案するプランの何処が至らなかったのだろうと考えておりますが、今回のお客様もどうやら「概算金額が大きく予算オーバー」していたのだと予想します。

が それであればその旨をお伝えいただくか最初のヒアリングで大凡の予算感だけでもお伝え頂くか、sotoDesignがもう少し予算の事で突っ込んだお話ができていればもう少し違った結果が出ていたかも知れないと非常に反省させられたプラン提案にもなりました。良いデザインが出来ただけに残念でしたがこのあたりの時期からプラン内容をご契約前にお渡しすることをお渡しする事が出来ないルールでお仕事をさせて頂いております。

 

採用されなかった外構デザイン・エクステリアデザインと称してブログ記事を書いておりますが

ここ数年間で日の目を見なかったプランはまだありますので、時間を見てそれらプランの内容をご覧頂ければと考えております。

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