soto Designブログ

大阪市の外溝で新しい試み

2023.04.21

 

 

大阪府大阪市内で現在進行中の外溝工事物件になります。

こちらのプランはこれまでsotoDesign自身が手掛けてきた数々のプランと少し異なる部分がありますが2枚のカラーパース図をご覧頂き何か感じられる事は有りますか?

RCシャッターゲートが既製品ではなく現場打ちであるとか敷地が異型であり広大であるとなどを見て取られる読者の方々も多いかと思いますが今回の新しい試みとは違います。

 

それではどの部分が新しい試みであるかと言いいますと、それはほぼすべての造作部分をコンクリートのみを使用しデザインしているこが今回の全く新しい試みであります。

読者の皆様の中には「コンクリートだけで作った外構デザイン等は沢山あるよ、例えば予算の厳しい建売住宅の外構などは土間コンクリートと既製品の機能ポールを立てた姿など山ほど知っている。」

となる訳ですが、それら世の中に多数見かける廉価な外構デザインと今回の大阪市で取り組んでいる物件は全く違う思考のアプローチで考えれれています。世界の名建築家である安藤忠雄さんと言えばコンクリートの家を連想します。壁や床から屋根までも建築部分をコンクリート製です。sotoDesign自身も若い頃はその全てコンクリートで出来上がった空間に興味があり現地に足を運んだものでした。

ではsotoDesignはなぜ新しい取り組みとしてコンクリートの単一素材をキーワードをコンセプトに選んだかと言いますと、それは「高価な石材やタイル等を多様しなくても造影にこだわって素朴なコンクリートを使用し創れば良いプランは作れる」と言う事を実践してみたかった訳です。

これまで長年にわたりsotoDesignで提唱し続けてきた本当の意味での「造形美」へのこだわりになります。

完成パースにはRCシャッターゲートがありますが念のためCAD上でゲートを取り払ったパースもご覧ください、アプローチもガレージも全てコンクリートのみで創られております。

今流行の石材やタイル等の装飾物はお庭以外の部分では使用しておりません。まさに素材魅力で見せているのでは無くプランの造形美で勝負している訳です。今回の試みについてお客様のご理解が得れなければ実現できない事なのでお客様のご理解力に「有難うございます。」と申し上げたいです。

 

現在の工事進捗といたしましては玄関より敷地中程までのアプローチと2台分の駐車場の奥側までの土間コンクリート工事を進めて参ります。平行しRCゲートの捨てコンクリートの地墨までが完了しております。

全工事料の三分の一程が終了した事になります。ちなみにこちらの作品は工事完成後にプロの写真家に撮影してもらいますので乞うご期待ください。

明日からも引き続き工事続行してまいりますので宜しくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

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